- 2022.06.16
- 腸もみ
体内リズムを整えましょう
私たちの体は、それぞれの部位・機能ごとに1日の中で様々なリズムを持っていますが、
体内時計は脳の中の神経細胞に存在し、自分の力で動く時計として機能しています。
暗くなると眠くなり、朝になると目覚めるようになっているのも、この体内時計のおかげです。
腸にも固有のリズムがあり、朝の起きがけは腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が最も活発で「大蠕動」が起こります。
大蠕動は、胃に食べ物が入ることで連動して起こるので、さらに日中も1~2回、朝よりは小さいですが大蠕動が起こります。
体内時計には、
体温やリズムをコントロールする「メラトニン」
やる気のホルモン「セロトニン」
意欲のホルモン「ノルアドレナリン」
などのホルモンのリズムと関連しながら、人間の身体的・精神的能力を1日の中で効率よく発揮させる作用があるといわれています。
つまり腸でいえば、朝に最も活発に動くような指示を出しているのです。
大蠕動が空腹時である朝に最も強くなる背景には、体内時計の指令に呼応する自律神経の働きが関与しています。
体内時計が狂い、自律神経の働きが悪化すると身体にとっても腸にとってもストレス状態になります。
自律神経が乱れ身体がストレスを感じると・・・交感神経の働きが強くなり、ずっと緊張状態になるので、身体の疲れがとれなくなります。
規則正しい食事や生活習慣が、体内リズムを整えることになります。